座談会 SYMPOSIUM

「ママ」と「せんせい」と
たまに「園長せんせい」の本音トーク!

園児のママたちはどんな思いなの?先生たちはどんな風に思っているの?!
入園から今にいたるまでのホンネを聞かせていただきました!!

参加者

guest

たかこせんせい

いつも元気いっぱい。
園全体の子を気にかけてくれるベテラン先生。
自身も現在、双子の小学生(本園卒)の男の子の子育て奮闘中です!

落合さん

年長さんの女の子のお母様。
ご結婚を機に都内から小山にお引越しをされました。
お子さんはバス通園です。明るく元気いっぱいなお母様です。

ゆみせんせい

自身も本園の卒園児。小さいころからの夢を叶えて今は先生として活躍中!2歳児クラスから年長児クラス担任の幅広い経験がある、明るく朗らかなベテラン先生です。

清水さん

小学生の女の子と年長さんの男の子のお母様。
お仕事と子育てのタイミングの都合で静岡から小山にお引越しをされました。お子さんはお家の方の送迎通園です。家庭と仕事の両立をしながら、幼稚園に通園する笑顔の素敵な優しいお母様です。

なぜこの園を選んだの?

〈たかこ先生〉

清水さんも落合さんも、お子様がいよいよ年長さんになりましたね。小山市内には魅力的な幼稚園がたくさんあると思いますが、その中で、認定こども園静林幼稚園を選んでいただいた理由みたいなものはありましたか?

〈清水さん〉

長女が年長になろうとする時、静岡から小山市に引っ越しすることになったんですね。それで園選びをすることになりました。まず、最初に問い合わせのお電話をした時、対応してくださった先生の声がとても明るく丁寧だったことが印象的でした。資料を送っていただいた際にも気遣いが感じられるメモを付けてくださっていて、とても温かさを感じましたね。 その後、見学させていただいたわけですが、その時に元気いっぱいの男の子が私たちに気が付くと、立ち止まってきちんと挨拶をしてくれたこともとても印象に残っていて、静林幼稚園に通ったらうちの子もしっかりとした挨拶のできる子に育つのかなぁ?と、今思えばそれがきっかけだったのかも知れません。

〈落合さん〉

友人のご主人が静林幼稚園の卒園児で、お子さんも静林に通っていました。その頃、私たちは都内に住んでいましたが、友人のお迎えにつきそったりもしていたので静林幼稚園のことはなんとなくは知っていました。その後、小山市に引っ越してきて、幼稚園を!っていう時に、詳しく立腰教育のことを教えてもらったり、「のびのびしていてよい園だよ!」という信頼する友人からの勧めもあったので迷いなく決めましたね。

〈ゆみ先生〉

ホームページなどでも情報収集はできますが、お知り合いやママ友からの生の情報は強いですよね。小山市内でも特に歴史ある幼稚園なので、親子二代どころか、三代で通っていただいてる方も多くいらっしゃいます。嬉しいことです。私自身も静林の卒園児ですが、実際に母と見学に来て「このジャングルジムで遊びたい!」って言う私の意見を尊重してもらったことが入園に繋がりました。また、トカゲやカブトムシ、魚やたくさんの絵本などがありますしね。

実際に入園してみて、どう?

〈たかこ先生〉

実際に見学してみると、子どもたちの興味や魅力につながる部分ってたくさんありますもんね。実際に入園してみていかがでしたか?

〈清水さん〉

入園してみてガッカリするようなことは本当にありませんでしたね。 先生たちも気さくで明るい方が多いですし、子どもが楽しく通っていることは親としてもとても嬉しいことですね。 長男が一歳で入園した時、日替わりでお気に入りの玩具を持って幼稚園に行って先生に見せて満足すると言う流れがあったのですが、それも先生方は否定せずに温かく認めてくれていたのは助かりました(笑) ぐずらずに幼稚園に通えて、私もスムーズにお預けして仕事に行けたのでとても気がラクでした。乳児の連絡ノートも親でも気づかなかったようなことまで細かく成長を見てくださって、安心して預けることができました。

〈落合さん〉

うちの子も自分を出せるようになるには時間がかかるタイプですが、先生との楽しそうなやり取りの姿を見ると、とても嬉しくなりますよ。 本当に先生方ってすごいなって。園の印象は園長先生のイメージそのものでした。距離がとても近くて。

〈清水さん〉

園長先生のお人柄が先生たちに伝わって、子どもたちに繋がってるって感じですよね。

〈ゆみ先生〉

それはあるかもしれませんね。園長先生もよく草むしりや、園庭整備なんかも普通にしておりますし、気さくですもんね。

〈落合さん〉

園長先生と初めてお話したのは未就園児教室に入るときの面接の時でしたが、私の悩みにも遠慮なくズバリ応えてくれました。でもそれが逆に距離が近く感じられましたね。 園長先生が少年の心を忘れずに持っていてくださり、カブトムシを育て子どもたちと一緒になって生態を観察して、喜びあってくれるっていうのも珍しいんじゃないでしょうかね?なので、子どもの話は勿論ですが、それ以外にも家で飼っている生き物の育て方を教えてもらったりもできて、何かあった時に相談できる信頼感に繋がっています。

〈清水さん〉

園長先生にお会いできる機会が多いですよね。園庭の整備で外にいらっしゃったり、子どもたちと一緒になってサッカーをしたりして遊んでくれるのは本当に凄いです。最近ではその様子をSNSで見られることも嬉しいですね。

〈たかこ先生〉

子ども達と“遊ぶ”というところは、私たち保育者も大切にしている時間の一つですね。行事などで頑張っていくことで得るものもたくさんありますが、遊びから学ぶこともたくさんあると思います。遊びの中で気づく成長や、関わりの中で感じる成長もあります。職員同士で声を掛け合いながら遊びの幅を広げたり、個から集団の楽しさも味わえるようにもしています。実際に入園して静林の魅力が伝わっていて嬉しいです。

〈ゆみ先生〉

また、「楽しい」「嬉しい」経験だけではなく「悲しい」「辛い」などの経験をすることも大切ですよね。

〈落合さん〉

そうなんですよね。いろんな経験が心を豊かにし、いろんな感情を味わうことで子ども同士の関わりの中には本当に学びが多いと思いますね。

〈ゆみ先生〉

学年に複数クラスがあると、それだけ同学年の友だちとの関わりも増えますからね。

〈落合さん〉

そうですね。ある程度の人数規模は必要なんじゃないかと思います。 毎年クラス替えもあって、たくさんのお友達と関わることができ、大きな園を選んで良かったな!って本当に思ってます。

〈清水さん〉

うちも「今日は誰と遊んだ!明日は違うお友だちと!」って遊びの約束をしてくるのも楽しみの一つになってますね。

〈たかこ先生〉

クラス内だけで過ごすのと、クラス以外の子と過ごすのはそれぞれに違った楽しみや成長がありますからね。 遊びの時間をより豊かなものにできるように、日々試行錯誤しながら私たち自身も全力で楽しんでいきます。

〈清水さん〉

本当に出来ることが多くなってきていますね。

〈落合さん〉

製作でも、「やってね~」だけでなく、そこからどうなるかな?とヒントを提供してもらってみんなで考えて学びに繋げてくださってますよね。 子どもは覚えると得意になって興味を持つじゃないですか。製作などで得る記憶も凄いですよ。家でやって見せてくれていますよ。

〈清水さん〉

メロディオン(鍵盤ハーモニカ)も、できなかったことができるようになっている姿を見るのは嬉しいですよ。家でやると「難しい」って言ってしまうことも、幼稚園でみんなでやるとちゃんとできてたりもして周りのお友だちの力も凄くありがたいなって感じています。

〈園長先生〉

そうですね。それが集団生活の「力」だと思います。

〈たかこ先生〉

音楽教育の時間では、個人的に丁寧にレッスンできるわけではなかなかないので、ご家庭でも並行して見ていただけるのは私たちもとてもありがたいです。園で覚えてきたことをお家で披露する場くらいの気持ちでみていただけると。

〈落合さん〉

うちも、持って帰ってくると必ず弾いてますよ。全然違う音でも本人は弾けてるつもりでいますからね。先生が弾くピアノが大好きで、“先生みたいに弾きたい”っていうことがきっかけでピアノを習い始めましたよ。先生のことよく見てますよね。

〈ゆみ先生〉

そうですね。子どもって本当によ~く見ていて、よ~くわかってますよ。私たちが話したことをお家に帰っておうちの人に伝えて、おうちの方から「こんなこと言ってましたよ!」なんて聞くと、ちゃんと伝わってるんだなって嬉しくなりなす。

〈落合さん〉

幼児期は本当に吸収が早いですよね。先生方の言葉や影響力は凄いですよ!!良いところを褒めて伸ばしてくださるだけでなく、きちんと愛情持って叱ったりしていただいてるのも本当に一人ひとりと向き合ってくださってますよね。家でも「今日は○○君が~」なんて話も子どもから聞きますが、「それには理由があるんだよ」なんてフォローもしてますよ(笑)

〈たかこ先生〉

ありがとうございます!(笑)子どもたちが持つ可能性って本当に凄いですよね。教えて、出来て、褒めて、さらに挑戦しての繰り返しなんですけど、私たちもやりがいを感じますね。お互いの気持ちを伝えながらどうしていったら良いのかも一緒に考えながら解決につなげています。 園だけでなく、ご家庭のフォローもあると一層子どもたちの成長に繋がっていくのかと思うと嬉しくなりますね。

「立腰教育」について

〈ゆみ先生〉

日々の立腰教育や運動会や発表会の練習は、小学校に行ってからの落ち着きや、集中力、忍耐力なんかにも繋がっていると思いますよ。

〈清水さん〉

はじめて立腰教育の様子を見たとき、すぐに静かにして音楽に合わせて姿勢を正す姿に感動しました。

〈落合さん〉

日々の繰り返しの立腰教育が、「小学校に行ってからも落ち着いて授業を受けられることに繋がっている」って先輩ママさんからの声を耳にしますね。

〈たかこ先生〉

大人でも腰骨を立てた姿勢を持続するのは大変な部分もあると思いますが、子どもたちはそこで毎日「動」の時間から「静」の時間へと気持ちを切り替える時間でもありますね。 先生の肯定的言葉を聞くことで落ち着き集中しているので、私たちも日々心を込めた言葉掛けをしています。そうすることで子どもの心の変化が見えて、内面から成長してくれたり周りのことに自分から気づいてくれる子が増えるのも嬉しくなりますね。

〈落合さん〉

うちでは落ち着きがなくても、幼稚園だと本当に落ち着いて活動できている姿を見ると先生たちが一人ひとり腰骨を立ててくださっているマジックハンドのおかげと感謝しています。私自身も立腰をしてもらいたくなりますね。そしてそれが、人の話を聞く姿勢にも繋がっていますもんね。

〈園長先生〉

そうですね。立腰教育というと「姿かたちの姿勢」に目がいきがちですが、実はそれ以上に物事に取り組む「気持ちの姿勢」を育てる教育でもあります。

〈ゆみ先生〉

これからも、遊びの時間から主活動に移る際の「立腰教育」には力を入れて取り組み、豊かな遊びがあったからこそ、次の活動にも意欲的に取り組めるよう「静」と「動」のバランスを考え、言葉がけも研究しながら日々取り組んでいきたいですね。

本園で取り組んでいる
色々な行事についてはどうですか?

〈たかこ先生〉

子どもたちからは、楽しかったことって聞くと夕涼み会が多いですが、頑張ったことって聞くとやっぱり運動会・発表会が多いですね。

〈清水さん〉

運動会の年長さんの組体操は、子どもたちの頑張る姿に自分の子どもじゃなくても感動しますね。子どもたちからパワーと感動をもらいます。

〈落合さん〉

年中さんのバルーンも覚えてくると家でも練習。一緒に付き合って間違えると怒られ…なんてこともしますが、覚えたことを家でもやることが楽しいみたいですね(笑)楽しさを感じているんだなと思う反面、「この時期から練習はじめてるんだぁ」と、気づかされることも多いのも事実ですね。

〈清水さん〉

汚れた体操着を洗いながら頑張った姿を想像して涙がこみ上げます。 そして、やっぱり発表会は圧巻ですね。

〈たかこ先生〉

ミュージカルではピアノに苦戦する職員もおりますが、やっぱり子ども達と一緒に大舞台でやり遂げると、私たちもすごく自信になりますし、子どもたちとの「絆」も一層深まりますね。一緒に頑張った仲間みたいな。

〈落合さん〉

CDだと合わせにくい部分も、ピアノだと子どもの表現に合わせてやっていただけるっていうところにやはり良さがありますよね。 大きなホールを貸し切って、あの大舞台でみんなでやるって言うのは本当に良い経験です。それと、子どもたちも物心ついたころからマスクが当たり前だったので、みんなの本当の顔を知らないでいたところがあり、マスクを取ったことで表情もよりわかるようになりましたね。

〈ゆみ先生〉

私たち職員がマスクを外したことで、同じようにマスクを外してくださる保護者の方も増えてくれたような気がします。

〈落合さん〉

本当によかった!みんなで外してくれて感謝です。 先生方の顔も知れて私自身も嬉しいです(笑)

〈たかこ先生〉

マスクを外した初日は子どもたちもポカーンとしてましたけどね(笑)

〈落合さん〉

子どもの表情もよく見えるようになりましたね。コロナ禍は本当に大変な中で先生方も保育してくださってたんだなって感謝しかないです。

せんせいと保護者の関係はどう?

〈ゆみ先生〉

コロナ禍で保護者の方同士も会う機会がめっきり減ってしまったようですが、先生と保護者の関係はどうでしたか?特にバス利用の方だと園の様子も伝わりにくい面もあったと思うのですが…

〈落合さん〉

そうですね。うちはバスでの登降園なんですが、保護者と先生との接点もどうしても少なかったり、お母さん同士の付き合いも少ない中で子どもから聞く話が全てでした。でも、バスから大笑いして降りてくる姿を見て自分を出して過ごしてるんだなと安心しました。 コロナ禍真っ只中の年少の頃は、本当に分からないことばっかり。第一子なのでなおさら幼稚園のことも、先生方のことも、保護者のこともわからなかったですが、保護者会に入って役を受けることで園のことを知って、先生たちのおもしろい面を知ることができましたね。それに、同じく子育てしている先生もいるので、先生をもっと身近に感じています。今だから出来るような話ですね。

〈たかこ先生〉

お母さん方もこれからますます交流が増えますかね?

〈清水さん〉

保護者会では親交会も開催したいと思っています。お母さん同士の交流が増えると子育てのヒントをお互い得たりできるのでこれから楽しみです。話してみるとわかることもたくさんあるし、意外な共通点もあったりもしますからね。

〈ゆみ先生〉

交流が増えると情報交換もたくさんできるでしょうから、不安も減りますね。

〈落合さん〉

そうですね。今までは子どもからの情報が多かったですが、いろんなお母さんから聞けるんですもんね。自分の子だけ見てると大変だけど、保護者として幼稚園に協力して盛り上げていく姿勢も大切だと思っています。 先生、保護者が共に協力して子どもたちがより楽しい幼稚園生活を過ごしていければオールOKですよね。

〈たかこ先生〉

子どもたちのパワーが私たちのパワーで、保護者の方に「ありがとう」等と声をかけられるたびに、「やってきて良かった!」ってところに繋がっています。そして、「もっと頑張ろう!」っていう気にさせられちゃいますね(笑)

〈落合さん〉

面接の時に、園長先生から「お子さんにどんな風に育ってほしいですか?」って聞かれて、欲を言えば少しでも出来が良い方が…とか思ったりもしたけど、ずっと考えてて…子どもがどうこうよりも、自分がどうあるべきかが大事だなって思っていて、園長先生の問いは私には重かったですね。

〈園長先生〉

そういうことですね。子どもに求めれば求めた分、私たち大人にもそれが求められるんです。人間は決して完全ではありませんから、どうしても自分のことを棚に上げてでも言わざるを得ない場面があることも事実だと思いますが、そういった矛盾を一つでも減らす努力は求められますよね。一番怖いのは、そういった矛盾を感じもしない「鈍感な心」や「麻痺する心」になってしまった大人の心だと思います。 特に「先生」と呼ばれるような職業に就く人は、時々立ち止まって自分を振り返ることではないでしょうか。

〈清水さん〉

うちは、本人の意思を尊重してあげたいって応えたかな・・・。

〈園長先生〉

子どもたちって、ご両親や先生の人間性に自分からついて行きますよ。結局は、子どもたちの意思は親や先生の人間性や趣向などに大きく影響すると思いますね。

〈ゆみ先生〉

自分で考えて行動できるようにするには、教えるばかりじゃなくて考えさせる部分をとっておいてあげないといけないと思うんですよね。やってあげるのは簡単だけど、それでは本当に困ったときに子どもが困っちゃいますよね。幼児期は社会を生きていく土台!もしもの時には「SOS」も出せる子になって欲しいですよね。

〈園長先生〉

そうそう。頑張ることは大切だけど、いざというときには「パパ、ママ、先生、つらい、助けて!」って、SOSをなんらかの形で発信するのはとても大切だと思います。子どもたちのSOSを私たちも見逃さないように気を付けなければなりませんね。

〈たかこ先生〉

自分の思いを言葉にするのは難しいですよね。会話は大切でコミュニケーション力に繋がりますから、私も日々一人ひとりとの言葉のやりとりも大切にしています。

〈落合さん〉

嫌なことを「嫌だ」「やめて」と言うことも大切ですし、されて嫌な気持ちになることはしないとか、自分で感じて学ぶことも多いですよね。

〈清水さん〉

クラスの保育だけでなく、預かり保育の時間では異年齢児での関わりもありますよね。

〈ゆみ先生〉

そうですね。預かり保育の室内での活動は主に学年ごとになりますが、戸外での活動は縦割りの関わりも経験できますね。そういう中で、同年齢の子だけでなく年上の子への敬う気持ちや、年下の子への思いやりの気持ちも育まれていきますね。

〈落合さん〉

うちは預かり保育はあまり利用しないので、子どもながらに憧れを抱いているみたいなんですよね(笑)

〈清水さん〉

その日の活動や、暑さに対する対策もよくしていただいて安心して働けます。製作も楽しみにしていて期待を持って登園してます。

給食はどうですか?

〈たかこ先生〉

給食の時間も子どもたちも私たちも楽しみにしている時間の一つですね。園内調理なので給食の先生とも意見を交換し合いながらメニューに反映させていただいてる部分もありますね。

〈ゆみ先生〉

最近では献立表をリニューアルさせていただきました。

〈清水さん〉

イラストが入っていると子どもも自分で見て、“今日はなにかなぁ”なんて考える時間も増えましたね。文字だけのものより見やすいです。そこから親子の会話も増えたりして楽しいですよね。

〈落合さん〉

家だと好き嫌いがあって食べずに終わっていたり、食事の時間が必要以上にかかり過ぎてしまっていたりとあるんですけど、園だと不思議と何でも食べられて、給食を通して口にできるものが増えていることもありがたいです。お友だちと一緒に苦手なものを克服しようとしたり、競いあったりもしてるみたいでお友だちの影響も本当に大きいです。

〈たかこ先生〉

ご家庭では苦手なものも、幼稚園では食べられたと言うことをみんなに自慢するのも子どもたちの楽しみになっていたりもするんですよ。

〈清水さん〉

お家では食べられないけど幼稚園では食べられる!頑張る!って言いますもん(笑)

〈落合さん〉

本当に幼稚園には子どもたちを育ててくれる、不思議なパワーがたくさんありますよねぇ。

〈清水さん〉

給食の試食会で、実際に子どもと一緒に給食を食べさせていただいた機会があった時には“こうやったら食べられるのかぁ”と、私自身も気づかされることがありましたよ。そこでどうやったら食べられるのかを知りました。

〈落合さん〉

園だよりの中の食育だよりも参考にさせていただいていて、実際に給食で出ているもののレシピを載せていただいてるので、真似してやってみたら苦手なものもすんなり食べたので本当に驚きました。

〈園長先生〉

ホントはお母さんの愛情たっぷり手料理が、一番美味しいんですけどね(笑)

〈ゆみ先生〉

苦手なものをまったく手をつけないのではなく、「食」につながる絵本を読んだりしながら興味を持たせ、「一口はがんばってみよう!」と促しておりますが、それぞれのペースはありますね。決して無理はさせませんが興味には繋げていきたいですし、食事は楽しい時間であると伝えていきたいですね。

最後に‥‥

〈落合さん〉

本当に幼稚園が大好きで、楽しく通っていることが親として嬉しいですし、安心できます。通い始めた頃は涙を流すこともあったりもしましたが、迎えに行くと笑顔でしたしね。

〈たかこ先生〉

私たちも「泣いちゃうからお休みさせようかなぁ?」ってなってしまわれるよりは、お辛いでしょうが「泣いても連れて行こう!」と思って登園してくださるのは何より助かります。朝は涙を流していても、お預かりして「笑顔で帰したい!」と言う思いになりますね。

〈落合さん〉

本当に信頼できる先生にも出会えて、見てもらえて嬉しいです。体調が悪くて幼稚園をお休みすることの方が「幼稚園行きたい~!」って泣いてますよ(笑)

〈清水さん〉

そう言えば、焼き芋もありましたね。冬になると毎日のように焼き芋を焼いてみんなで食べたりもよい経験ですね。食べるだけじゃなくて準備も一緒に手伝ってるって聞くので、手伝いをさせてもらうとそこからまた学びや発見、興味・感心へとどんどん子どもの気持ちも意欲的になっていきますよね。家庭の中だけでは味わえない経験をたくさんさせてもらって、成長に繋がってるなぁと感じています。

〈園長先生〉

薪ストーブのゆらゆらと燃える火をみながら、ひとかけらの甘い焼き芋をお友達と一緒にお口に頬張る。こういう経験って心に残ると思うんです。それと災害時などには役立つはずですね。と、もっともそうなことを言いながら、単に園長がやりたいだけなのは既にバレバレですけど(笑)

〈たかこ先生〉

まだまだお話を伺いたいことはたくさんありますが、もう2時間以上もお話させていただきましたので今日はこの辺で…。貴重なお話をたくさん聞かせていただいてとても嬉しかったです。本当にありがとうございました。

【後記】

今回、お母様方と普段お話することができないような深いお話をさせていただき、
とても楽しい時間でした。生の声(ホンネ)を聞くことができ、とても有意義な時間で
気が付くと2時間もお話してしまいました(笑)
その他、子どもたちや園のことだけでなく、ご夫婦の馴れ初めなども話の流れで自然
とお聞かせいただき、終始和やかムードでトーク会終了となりました。
ご協力いただきました清水さん、落合さん、本当にありがとうございました!